花見について
桜と河って最高の組み合わせじゃないか?花筏も出来るし、そこを舟で下ってもいい。
『月がきれい』という神アニメがある。中学生の恋をリアルに、これ以上ない綺麗に描いた恋愛アニメだ。
花見(桜)について考えるとまずこのアニメが思い浮かぶ。
小説家を目指す主人公、小太郎と陸上部で活躍するヒロイン、茜の恋模様を描くうえで、第一話の冒頭のシーンで、川越の新河岸川の桜が登場する。
桜が舞い散るなかで、新学期を迎える小太郎(と友達)と茜(と友達)は運命の出会いを果たす。
何気ない出会い。ちょっと相手が気になるかもしれないくらいの薄い繋がりに、それでも確かに恋心ははたらいていく。
キュンキュンするんだよなぁ!一般生徒をCGで描くシーンがなければ最高のアニメだった。
それでも全話通して、神回が散りばめられた神アニメだったのには変わりがない。
桜の季節になると思い出してしまうよね。今の中高生がコロナの影響で登校できず、こんな出会いをできなくて、幾つもの恋愛が蕾をつけられないのは、おっさん悲しいぞ。
僕にとって桜は別れを想起させる。小学校の頃、卒業式で桜が満開に咲き、むしろ散り始めていた。
風の強い日で、桜の花びらが舞い散る桜吹雪を見たのはあれが初めてだった。
それまで使っていた校舎のベランダにまで桜が降り積もり、あぁこれをもう掃除することもないんだなぁとしみじみ思った。
それでも僕は、あまり花見をした経験もなく、あっても前に勤めていたドン・キホーテの陽キャだと思っていた社員たちが陰キャオーラを全開にして、非常に不快だった花見体験をしたのがある。
何でああいう人たちって仲間内でしか盛り上がれないんだろうか。人見知りしてんじゃねぇよ。あ!僕が障碍者だからか!めんごめんご!それは気が付かなかった!(はぁ~。)
日本人にとって桜は春を告げ、一時でも良いから気分を華やかにしてくれる風物詩だ。
この暗い世の中をほんのわずかにでも明るくしてくれる。
今年は花見も出来ないらしいので、桜の写真でも見て代わりにしてくださいと思ってこれを書いている。
花見が出来るようになったら、是非月がきれいの聖地にも行ってみたい。
夏は神社に風鈴を飾る、川越氷川神社、縁むすび風鈴祭りが開かれるんだよな。そっちも是非行きたい。縁結びに。
ここで有名な桜の俳句だの和歌だのを書ければ教養もあるんだが、そんな知識は毛頭ない。
まぁこれからつけていくつもりではあるが。あぁ早く古今和歌集を読むまでに至りたい。
月がきれいは僕の中でも是非見てほしいアニメランキング上位の方にいる。
あんなに綺麗な恋愛ドラマを僕は見たことがない。
中学生という穢れを知らない純粋な時に、健気でちょっと背伸びした言ってしまえば可愛い恋愛だが、本人からしたら一生懸命で、本気で、それだけがすべてだと思える恋愛。
おっさんになった今では眩し過ぎるし、いつの間にかそう出来なくなってしまった恋愛。
相手のためならなんだって出来る、その涙の訳が分かるなら心が裏返ってしまっても構わない。
月がきれいはストレスのないアニメとしても新しかった。
小太郎や茜が曇ったりするんだが、その話の中でちゃんとトラブルが解決する。
シリアスシーンや鬱展開が苦手な現代人でも続けて見られるだろう。
見られるアニメ、ということで、僕は最近見れるアニメが少なくなってきた。
作品として成立していないものが多いのだ。(なろうとか)
そこはもっとこうだろ!とか何でこんな声優の演技にしちゃったかなぁとか思うことが多くて、僕なりに成立している作品しかアニメを見ていない。
ストーリーが陳腐化しているし、作画も良くなったと言っても、省エネで描いているのが見え見えで、ただ動かしている風に見せるのが上手くなっただけのような気がする。
(どんどん花見から逸れていくな。)
このままだとアニメ界の闇について語ることになるので、我が北関東の穴場の花見スポットでも載っけて終わりにしようと思う。
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わに塚の桜(山梨県韮崎市)※北関東関係ないけど綺麗だったから
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