柳 真佐域ブログ

好きなものを好きなだけ語るのだ

雪国 川端康成


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トンネルを抜けると雪国だった、じゃない!騙された!

 

掴みはあんまり良くない。文章はキレイなんだけどその分入って来づらい。

 

パンツ脱いでる感じがしない。気取ってる。

 

きれいな描写が続くんだけど全然入ってこない。

 

描写が難しいのもあるけど、言葉選びにセンスを感じない。なんか美しさだけ書こうとしてて気に入らない。

 

もっと生っぽい部分が隠れているはずなのにそれを見せないで文学的に処理しようとしてる。

 

島村の声が梅原裕一郎で再生される。ちぇっちぇっ、気取ってやんの!だな、マジで。

 

女中の説明とかわざわざしないでもっと自然に絡めることは出来んのか。なんか嘘っぽいんだよなぁ。

 

やだねぇやだねぇ、世の中の殿方はこうゆうのにえっちを感じるのだろうか。童貞臭くて嫌だ。

 

マジで嫌がってんだからやめろよ。キザな男だ気に食わん。お前の頭は女のことばかりか。

 

踊りのこととか自然のこととか挟んでくるけど、結局女の尻を追いかけたいんだろう?

 

人物の細かい描写の原点は川端康成なのかな。だから好みじゃないんだ。

 

寝なさい起きなさいは可愛いな。

 

IQが高い人向けっぽいのも気に食わない。もっと丁寧に描写しろ。嫌だね~これが大人の恋愛だと思ってそうな人がいるのが。

 

美しい風景描写がある度、嘘っぱちだなと心が冷えていく。

 

純愛小説でもないし、ずっとふしだらな関係が続いているようにしか思えない。

 

あと場面転換が分かりづらすぎてちょっと戸惑う。可愛くなんて使ってんじゃねぇよ。

 

今日散々川端康成のこと批判してやったかんな。悪口しか言ってない。

 

完全にネタバレだけどこんなもの書いているから悪いんだ。期待ばっかさせといて。

 

ホントコイツ女しか見てないな。女を口説き落とすとかいやらしい眼で観察することしか考えてねぇなコイツ。また女かよ。つくづくだな。

 

凝ってねぇのに按摩頼むなよ。腹立つ~。女っぽい駒子と少女っぽい葉子。

 

くそ、三味線の表現カッケェな。お前程度の女には俺程度の男がピッタリなんだって言ってるとこに笑っちゃうな。

 

歯の浮くようなことをペラペラと。いやらしい目付き、官能小説かよ。別れのシーンは確かに切ない。それは認めよう。でも良くない。

 

文学を何か勘違いしとるんじゃぁないか?

 

旅人のラゴスほどじゃないけど高度で知的なオナニーを感じる。確かに技術があるのは認めよう。

 

会話にしろ。駒子気違い過ぎんだろ。とんだエロ爺だな。ここまで(この程度だけど)くると駒子が不憫に思えてくるな。

 

この女の良いところって内面じゃよくわかんないけど、女らしく弱いところかもしれない。

 

太宰の書く女性の弱さとも似てるんだけどこっちのがリアルかもな。

 

太宰のはあくまでもキャラクターになってるし。魅力的なのは断然、太宰のだけど、太宰の女も決して付き合いたいとは思わないしな。

 

尻上がりに良くなってきたな。最初も偏見がなければ良かったんだろうか。

 

いや、長く読んでるから愛着が湧いただけか。だから名文だろうと響いて来んのよ!

 

駒子、超女だな。素直に島村にすがればいいのにと思ってしまうが、この男妻帯者で子供までいやがるんだよな。罪深いわ。

 

ホントそこが最初から気に食わないから一切共感できないんだよな。てかこれ、不倫小説だよな。

 

ホント最低の屑だな。駒子がすり寄ってくるんだから甘んじろよ。結局美少女がいいですか、そうですか。

 

マジで最低、こんな人間の屑を見るために読んできたことが悔しい。

 

なにコイツ、完全に葉子落とそうと口説いてんじゃん。

 

笛の音のように残っていたってちょっと良いな。

 

なに誤魔化してんだコイツ。明らかだろ。駒子、目玉が寒くて涙が出るとはいい風に言う。

 

火事なのに空みてる場合か!やっぱり火事から葉子出てくるよねぇ。あぁ~ここで終わるんだね。

 

終わらせ方斬新だな。良い引きの終わらせ方だ。

 

ん~、結局雪国温泉街に妻子持ちの舞踊評論家が足しげく旅行して、そこで知り合った二人の女に心を惹かれる不倫小説って感じだけど、

 

睦言はあれど、プラトニックな関係(性交渉があったかもしれない描写は描かない)で、美人で美しい声の娘、葉子に心寄せつつ、金を払えば(払ってなくとも)手軽に呼ぶことができる女っぽい芸者、駒子との間で、

 

心移ろう、言ってみれば女好きの主人が芸者遊びしているだけの話だった。

 

こんなのがノーベル文学賞とってるのか。うわ、マジでレベル低くないか?

 

まぁ書けと言われれば書けませんが。

 

でも、文豪と名だたる人物の中で、一番軽蔑する作家だったな。がっかり感しかないわ。

 

もっと純愛のしかも純粋さの密度が濃い作品かと思ってたけど、とんだわけだったな。

 

美と共に醜があって、美しいとはそういうことなんだと言いたいのかもしれないがそうはいかない。

 

設定がそもそもだし、まぁ感情移入するばかりが文学ではないが、それにしても主人公に魅力が無さすぎる。

 

ヒロインも気違いだし、良いところに良さがハマっていない。

 

だから、風景描写が美しくても、心に入って来づらいんだ。

 

もっと大人になったらよく感じるんだよと言われてもそうはいかない。

 

こんな心根の男を良いと許容するような男になんかなりたくない。

 

しかも島村は親譲りの財産だったのか。尚、許せん。嫌だ、嫌だ。

 

主人公代えれば良い作品になったかもしれないけど、川端康成自分自身がモデルなんだったら、代えようがないしこうなるべくしなった作品なんだろうな。

 

はっきり言いましょう、面白くないです。

 

川端康成が自分の人生で必要のない人間だって気づく以外、なんの得るものも無い作品でした。

 

時間とお金を返してください。騙されました。