むわぁーーーーーーー!!!ムズムズするわぁぁぁ!!!
結末を知ってから読むとこんなに計画的に物事が進んでいたのかぁ。
アバンタイトルのほんの数行で誰が誰でパワーバランスがどうなってるのかを改めて知るとこんなにもムズ痒くなるのか!
この黒幕を知っているからわかるニヤリと来る感じ。
健闘を、だって(ニヤリ)短く言うことは出来ないか。ちゃんと考えてるなぁ。
摩耶花そんなに睨まないでよ(笑)この摩耶花の恐れ知らずの正直さが…。正確には恐れも知っていながらの正しさ求める姿勢が。
米澤穂信さんのミステリーは謎じゃないところが面白いよな。
ツッコミ魂に敬礼(笑)お前が意味もなくボケるからだろ(笑)平板な胸とは失礼な。
ブラウザが使えるんですwww(笑)可愛い過ぎるだろ千反田www里志を無視したのは本当は得意じゃないからだな?
上手いなぁ、必ずバチが当たるようになっている。乗り気の三人に比べて千反田の心象の機微が凄いな。
入須というものが無意識に分かっているからこその冷静さか?一番頭に来ている奴には事務的な仕事を任せるのが入須の手腕かな。
沢木口の言い分はあくまで撮影が滞っているからの提案であって、推理ではないな。はぁぁぁ読み終わった。
トリックや推理を知っていても尚、この面白さ。やっぱりキャラクターがキャラクターになっている。
役割に沿って正しい行動を割り当てられその正しさ故にこんがらがってしまった事件だ。
皆が皆ベストを尽くそうとしてそれぞれの答えを出し、それがどんどん裏返っていく様が、見ていて最初は痛快なんだが、事態が進むにあたって薄暗いものが背後から忍び寄る。
もし万全なら、完成しているなら今回のような混乱も、青春の苦い一ページにもならなかっただろう。
未熟さ故に統率がとれず結果誰も望まない結末を迎えてしまった。ボタンは最初からかけ違えられていたのだ。それをどう取り繕うと出来上がりは歪になる他ない。
全編観終えているとラスボスの脅威がわかって下卑た笑いが込み上げる。名探偵奉太郎を振り回す千反田を人知れず使う入須、それをさらに上から手玉にとるあ・た・し♪の存在。
ミステリーもキャラクターも多重構造になっているから読み応えがある。所作の端々にそのキャラらしさが垣間見え、作品にリアリティーとライトノベルの軽さ、濃さが表れる。
ミステリー自体は古典的なものだったかもしれないが、作者が自分ならこう描くよと言っているようで、所詮創作物は誰かのオマージュになってしまうのかもしれない。
そのなかでも、その時代を生きる器に魂を入れたキャラクターは、今この時を生きている。
本当のオリジナルの本が書けたならそれは作家の本望だし、そうでなくてもリスペクトしている作品をコンバートするのも作家足るものの本望か。
しかし途中で『嫌われる勇気』を読んだせいで、感動が情緒が薄れてしまった。
奉太郎の鬱々としていく様をニヤニヤしながら見て、入須先輩に、真実を糾弾するときに、奉太郎と同じように肩透かしを食らいたかった。
一巻同様、京アニスタッフよくぞ名作をそのまま映像化してくれた。感謝の意をここに表します。
『ふたりの距離の概算』まで読んだらさすがに円盤買おうかな。あれだけお世話になっているのに京アニになにも返してやれてないからな。
人が死なない最高に面白いミステリーをありがとう。