柳 真佐域ブログ

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時事ネタ『聖火リレー』

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、IOC東京オリンピックの延期を含めた検討を始めたことを受け、大会組織委員会が23日、ランナーによる聖火リレーを見送り、車でランタンを運ぶ方針を固めたことが分かった。

 

・全国の聖火ランナーの総数は1万人。1名当たりの走行距離は、約200m。走者は1日約80人、時間は1日につき8時間。

 

東京オリンピックが開催出来るか出来ないかを検討している今に、聖火リレーをスタートしなければならない理由が知りたかったが、詳細は分からなかった。

 

多分、総走行距離が2000㎞、総走行時間が、125日間(ランナーの総数1万人÷1日の走者の数80人)かかることから、今から始めておかないと、もしコロナウイルスが運よく終息した場合、開催に間に合わなくなってしまうことが、数字から分かった。(オリンピック開催日は7月24日であと122日後)

 

しかし、ランタンでのリレーで応援者も沿道に出ないなら、今聖火リレーを焦って始めなくてもいい気がする。

 

政府はあらゆる手段を考えて、国民にヤジを飛ばされないように苦心しているんだろうが、延期なら延期で割り切って、その間にまた準備不足の部分に猶予を貰えたとして、

 

万全の準備をしオリンピックに臨んでほしいものだが、責任とか利権とかでもめて、簡単にはいかず、結局一番グズグズの結果になるんだろうと、流石に30年生きていれば分かってくる。

  

2020年東京五輪聖火リレーを巡り、都道府県の担当者がルート選びに頭を抱えている。市町村の大半が誘致を求めたり、県土が広すぎて効率よく回ることが困難。

 

地方にとっても大打撃であることに間違いない。代案を作って聖火リレーを始めたはいいが、いい影響を及ぼさないのは分かっていながら、なし崩し的に始めるしかないのが、国民性をよく表している。

 

安倍総理が完全な形でオリンピックを開催すると言っているんだし、聖火リレーも始めるべきではなかったというのが僕の意見だ。

 

・聖火の構造

全長710㎜。本体重量1.2㎏(本体約1㎏+燃料部200ℊ)。色:ゴールド。主な素材

アルミニウム(仮設住宅由来の再生アルミニウム約30%を含む)

 

東京オリンピックの聖火トーチは、日本人になじみ深い花「桜」をモチーフとしたデザインとなっている。聖火リレーのシンボルとなるエンブレムには「※拭きぼかし」という浮世絵の技法が用いられ、色彩にも日本の伝統色が選ばれている。※水で薄くにじんだグラデーションの効果を出す木版画技法。

 

今回のトーチのデザインははっきり言ってダサい。

 

以前働いていたガス会社で、前回の東京オリンピックのトーチを製造したという縁があったが、その頃のものに比べてはアーティスティックになったが、

 

他のオリンピックのトーチに比べれば、日本の職人は凄い、を出したいばかりのつまらないデザインだ。

 

調べてみたら、もっと近代的なトーチのデザインがあって、がっかりした。

 

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・スタート目前の聖火リレーには、一般ランナーの参加を取りやめる案が浮上。

 

有名人のランナーのみ、それもランタンでのリレーなら、あまりやる意味を感じられないが、ツイッターサンドウィッチマンの富澤さんが、車の中からランタンを見せた写真があって、

 

それだけの事なのにいいねが万単位でついていたことから、国民の関心はまだまだあるんだと思ったし、そういうほっこりしたエピソードを皆求めているんだと思った。

 

・栃木県の有名人聖火ランナー

 

我が出身、栃木県を走る有名人ランナーに静岡県出身の勝俣がいるのは何故か。少し調べたら、足利の観光大使で在り、20年以上交流していて、足利マラソン大会にも毎年出ているかららしい。

 

しかし、静岡県の有名人ランナーは、広瀬アリス長澤まさみ研ナオコなどが予定されているのを見ると、栃木県の有名人輩出の少なさと、倍率が低かったから勝俣が選ばれた感を感じる。

 

古代オリンピックには聖火リレーはなかった。聖火リレーを発明したのは、アドルフ・ヒトラーナチスが1936年のベルリンオリンピックで政治利用した。

 

聖火リレーを発明したのがまさかヒトラーということに驚いた。

 

といことは、平和の象徴を国中で祭典するというより、政治的な意味合いで、権威の象徴とした宣伝だったというのはショックだが、

 

それでも始めたのが誰であれ、その仕組みが素晴らしければ、後世に残ると云う事なのだろうか。

 

聖火リレーと共に、オリンピックが始まっていく高揚感はあるが、期待値は下がる一方である。

 

むしろ、日本に途轍もない厄があるのが分かる。

 

経済的に起死回生の策となるはずのオリンピックも、こうなれば逆になかった方が良かったと呼ばれる始末になってしまいそうで、日本沈没の日も近いように思う。

 

世界的にもコロナの影響で大恐慌になると思わずにはいられない。