はてしない物語(上)
いや~ヤバい。え? マジでこれが1970年代の児童文学?達しすぎでしょ!行き着いちゃってるよ!
メタ的な手法といい、ファンタジーの終わりを書いているといい、感服です。完敗です。
モモに比べて暗いし、クセもあるなぁと思ったけど、終わってみたらすべてがその通りという納得でしめられて、思わず脳汁が出ちゃう。はてしないなぁ。
こんなのがあったんじゃ、ファンタジー書きたくなる人減るよ。久々に圧倒された。
多分だけど、宮部みゆきは相当に影響を受けていると思う。侮っていたわぁ。
まぁ次はリーンの翼を読むけども、その後にすぐに下巻を読まないとダメだな。
少年時代に読んでいたら、どうなっていたのかしら。
この歳まで触れてこなかったのは、幸福かもしれない。
もし少年時代に読んでいたら、自分で小説を書こうと思わなかったに違いない本の一つだ。危なかった~。
いや~、ここまでの領域に達してる本が今、どれくらいあるかって話ですよ。
最後の本の数ページで、ここまで圧倒された本って今までにあったか?
上橋菜穂子も宮部みゆきもこんな本を読んでも尚、自分の物語を書きたいって奮闘しているんだろうなぁ。
いやぁ、凄い。ゲド戦記を読んだ時にはなかった衝撃だな。
それとも今読んだら、別の感じ方をするのだろうか。
自分のペースだけど、ここまで読書してきてよかった。
やっと読解力というものの実態が分かった気がする。
久々に小説書きたいなぁ~!
でもまだいいか!インプットが楽し過ぎてアウトプットが出来ません、手塚先生!
しかも、まだまだ読み込める箇所がたくさんあって、もう1~2段階レベルが上がってからじゃないと理解できない部分がある気がする。
子供がいたら読ませてあげたいなぁ。
小六~中一くらいがベストかな。
姉がハマるわけだよ。
そんでもってこの凄さを年下の僕らに伝えられなかったもどかしさを考えると、可哀想なことをした。
この良さをあの歳で分かっていたなら、やっぱりあの人は化け物だな。
こういう本ばっかり読んでるから拗らせるんだよ。
ホントに面白かったです!早く下巻が読みたい!
頭痺れたわ~!疲れた!