君たちはどう生きるか
んんん~!物凄く良い本を読んだよいう読了感。
これを中学生の時に読んでいたらと考えると、とっても惜しいような、それでも今読んだことで、
この本の良さを10割受け止められる自分がいることは、これまでの読書経験(人生)の賜物なんだろうと思う。
他人にお勧めしたい本のベスト2位に躍り出たこの本に、確かな教養と道徳心を育むべく、勉強させて下さってありがとうと言いたい。
こんな叔父さんがいたら!
僕の味噌っカスの人生も少しは救われたのかなと思う。
最初はハリー・ポッターかな? と思ったけど、ちゃんと要所を回収していて、回収しすぎてホントに大正時代の話か? と思った。
が、やっぱり昔の作品の方が、起承転結がハッキリしているのか、読みやすい上に文章の構成としてもとても勉強になった。
所謂、教養小説というジャンルになるのだけど、今まで見てきたエンタメとか英雄小説とは違った、
小学校や中学校の時にやった道徳の時間のような、善い人になるためにはの教養を学べて、貴重な体験をしたなというような印象。
こういう(一部の)大人にとっては何でもないことでも。中高生のような感受性が豊かな時期は、自分の生きているテリトリーが狭いのもあって、
些細なことが大事件になってしまうし、そういう部分が心の容量を大きく割いていることが、美しいことでもあり、純粋に羨ましく思う。
すべてがFになるでも言っていたが、自分が汚いから美しいものを見て、綺麗と思うのだろう。
宮崎駿がこれをどうアニメーションにしていくか、すっごい気になるなぁ!!
魔法とドラゴンが出てくるって鈴木敏夫は言ってたけど、宮崎駿屈指の最高のアクションと壮大さをもって調理するのだろうか。
宮崎駿が注目してなかったら読んでなかったかもしれないというのは悔しい。
主人公が何か目標を達成したり、敵を倒して終わるようなエンディングではないジブリ作品ってホント気になる。
触発されて、僕も書いてみたくなったが、完成するのはいつになるやら。
本当に読みやすく、わかりやすく、ためになる本だから、もっと読まれてほしい作品の一つだ。
しかし、タイトル回収、急だったな。