柳 真佐域ブログ

好きなものを好きなだけ語るのだ

求めるのは望んだから

 

どうも、コロナの影響か只でさえ不仲だった兄と父が喧嘩している僕です。

 

今日、兄が改めて(初めて)家族に向けてコロナ対策万全にしてくれと注意喚起があって、

 

自分が用意したアルコール消毒を使ってくれと言ったんだが、父は相変わらずアスペなので、聞いてなく、喧嘩が勃発した。

 

もう30年父を見ている自分としては、いい加減対策が分かってきて、構わないように拒絶していても、結局一緒に暮らしている以上、必ず接触することがあって、

 

そうなったら普段接していないと、誰しも話すのに緊張しちゃうし、(兄が僕に対してもそう)良いことがない。というか災いを避けられない。

 

アスペでも、辛うじて人間の部分があるので、普通に話せなくても、父なりの理論を研究していけば、なんとなく解決の糸口が見えてくる。

 

トライアンドエラーじゃ身が持たないが、どういう言い方をすれば伝わる(またはこの場を納められる)かわかるし、

 

危険に近づく勇気がなければ、問題の大きさがわからないように、関わる(関わり続ける)ことで、危険を危険でなく出来る。

 

そうでもないのに、危険なのが分かっていて遠くから長い棒で乱暴に扱われれば、人間だれしも爆発して仕方ない。

 

それに、今回のテーマである「求めるのは望んだから」にかかってくる。

 

兄が何故そんなに乳を毛嫌いするのかといえば、父に普通の父性を期待しているからだ。

 

まぁ、兄に今そうなのかと聞いても、そんなことは一切ない。とりあえず自分に害がなくて、そのまま逝ってくれることを望んでいる、というと思う。

 

実際、早く死んでくれないかなとぼやくのは何度も聞いているし、僕自身それと同じことを思っている。

しかし、思っていても人間しぶといもので、なかなか死んではくれない。

 

死んではくれないのに、それを心待ちにしているのは疲れる。

 

それよりかは、危険物の危険性を把握し取り扱いを理解する(急場しのぎでいいし、本音は今は考えない)ことで、自分の人生に対するリスクを減らす。

 

人間関係のトラブルで人間ってのは喘いでしまう。それは、他人であればだれだって当たり前に起こる。

 

兄は父に父性を望んでいないとしても、その分他の人に、『普通』であることを望んでしまう。

 

言ってしまえば歪んでいる。父に普通を求めるのは、他の人に普通を望んだ反動でもある。

 

家の家庭は言っての通り、父がアスペルガーで普通の家庭ではない。

 

父の発達障害が、僕や兄に及んでいるかもしれない。

 

その恐怖が、自分を普通でないと思う要因になっているし、自分も普通でないのに、兄は常識と憧れがあるのか、普通を望む。

 

まぁ普通を望むのは、現代人なら当たり前だろうし、それをもっても兄は顕著に普通を望んでいる。

 

そして自分を普通だと思い込んでいるから、一見異常な父が許せない。

 

だったら、自分も普通でないと思えばいいのだが、僕も統合失調症になった手前、兄は自分だけが普通でいなくてはと過剰に思い込むのである。

 

母も普通の人とは言えない。母は嫌なことがあっても異常に忘れっぽく、相手に尽くすことが出来る。

 

父の異常性も、「しょうがないよ、お父さんなんだから」と言って済ませてしまう。

 

そんな母を兄は呆れている。もう話しても仕方がないと思うほどに諦めている。

兄は家族の中で、一番普通(であるはずと)と思い込んでいるのに、家族は異常者ばかりでノイローゼになっていると思う。

 

本当に生きるのが下手だし、昔はもっと面白かった。

 

家族を笑わせるのは兄の担当だったくらいだし、結婚して子供を作って離婚した時から、彼の一番大事にしていたものが歪んでしまった。

 

普通を求めていたのに、次々と異常者に出会い、今でも尚、救われていない。

 

僕は病気をしてから、頭のネジが何本か抜けて、まともに振る舞えるようになったが、兄は自殺を図ったのに死にきれず、

 

それでも普通に生きることを求められて雁字搦めになっている。

 

自分を異常者の仲間だと認めない限り、兄の苦悩は続くだろう。

 

でなければ、本当の『普通』の人に愛されることだが、現状彼女がいるが、とても普通の人とは思えない。

 

普通の人と出会うなら、普通に生きるしかないんだけど、そうなるには仕事も過酷な交代制勤務の会社に落ち着いてしまったし、

 

あとは自律神経が持つまで働いて、その間に交代制から脱するか、それとも運よく普通の人(岡田斗司夫でいう、いいひと)に出会って癒されない限り無理だ。

 

差別をしている人に差別をやめてと言っても響かない。

 

自分が差別をしていることで、アイデンティティを保っていられるのだからやめられるわけもない。

 

だから家族は正しい事を言って、兄の反省を促すしかなく、その間兄は、異常者と思っている奴らに諫められるストレスを味わうことになる。

 

折り合いがつかないなら、兄が一人暮らしをすれば済む話だろうが、そうなったら彼女と暮らすことになり、家庭力のない兄は、同じことを繰り返すだろう。

 

なかなかに根深い問題だ。こんなことを書いて、後でバレたら大変だろうが、これは僕の日記でもあるし、バレてやれなくなるまでは続けようと思う。

 

こんな家族の話を聞いて(読んで)くれてありがとうございます。

 

では、またなにか思いついたら!