柳 真佐域ブログ

好きなものを好きなだけ語るのだ

家族になるということ

 

どうも、アラサー障碍者ニートの柳です。今日は家族について少し語ってみようと思います。

 

うちの家族は現在、栃木の実家に父(アスペ)、母(パートで働く)、兄(僕と同じく子供部屋おじさん)と僕の4人と、香川に嫁いだ姉と姉の家族がいます。

 

今回のテーマは『家族になる』ということですが、ここのところそれを考えざる得ない状況になり、ちょっと語れればと思い、ペンを走らせています。

 

前のブログでも書いたように、僕の兄はバツイチで子供を奥さんに持っていかれました。

 

それでも現在、彼女がいてそれなりの日々を送っています。

 

しかし、この彼女が僕等(父母僕)にとってそんなに好ましい人物でないのが大きな問題です。

 

兄の彼女は、兄の前の職場の同僚で、養護施設で働いていることもあり、優しいのかな?と思っていたのですが、結構な元ヤンな感じで、

 

家に来ては挨拶はしないし、口調と声色がきついし、正直常識があまりない、というか教養がない?(そこまでは言い過ぎか)感じなのです。

 

それに兄が許可しているからだけど、勝手に家に上がり込んでくるので、以前僕が風呂から出た時、タオルは腰に巻いていましたが、ほぼ全裸の状態で出くわしてしまって、

 

僕は何といったらいいかと思って固まってしまいましたが、兄の彼女は僕を見て大笑いをして兄の部屋に入っていきました。

 

僕はその時なんて失礼な人なんだろうと思ったし、笑われる格好の時に他人が家に上がり込んでしまう家はどうしたんだろうと思いました。

 

(ちなみに言っておきますが、僕は171㎝の70㎏でそれほど笑われる体型ではないです。)

 

僕が障碍を負ってからの話ですが、兄の前の彼女はちゃんと紹介してもらいました。

 

一緒にうどん屋にいってご飯を食べて、これが今の彼女だからときちんと名前と顔を教えてくれて、離婚してからやさぐれていましたが、兄もしっかりしてきたんだなと、その時安心したのを覚えています。

 

しかし、その彼女とも、その彼女からの一方的な別れを告げられて、更に女性不振となった兄は、それでも俺は女にもてない男じゃないんだと、恋愛に勤しみました。

 

一時期は研修先の女性研修生から、がっついてるだとか目が怖いだとか言われていたそうです。

 

それでもめげずに彼女を作ったのは偉いと思ったのですが、その相手を見た時に、あぁこれは顔で選んだな。と思いました。

 

もう付き合って2~3年になるし、家にもしょっちゅう来るのでどんな人かはわかってきましたが、決して好い人とは言えないのが僕の印象です。

 

それでも兄は彼女を家族としたがっている風にも見えます。

 

兄が何故、彼女を家族にちゃんと紹介しないのは、離婚を経験していて、養育費も払っている手前、お金に心許がなく、実家で暮らしている手前と、今の彼女の前の彼女をきちんと紹介したことによる、同じことは繰り返せないと思っているからだと推察します。

 

僕も父母も、きちんと紹介してくれるなら、仲良くしたいなと思うのですが、そういうけじめの部分が今、兄から欠落してしまって、そんな歪みもあるもんだからコミュニケーションも取りづらくなって、分かり合えない状況になっています。

 

事実、兄は前にブログで書いた通り、うちの家族に対して敵愾心を持っています。

 

それは日に日に強くなっていくようで、当たり前です、コミュニケーションを取ろうとしない人と分かり合うことなど人は出来ません。

 

からしたら、そこは家族なんだから察してよと甘えているのです。

 

兄は甘えるのは下手です。年子で生まれた僕の存在が、兄が家族に甘えるということを出来ないものにしてしまいました。

 

僕は家族に甘えるのが上手いです。末っ子というキャラクターを活かして、自分の家族内での地位を確立しました。

 

それは普段から一日一回、母を笑わせるだとか、アスペルガーの父をなんとか家族の一員にさせたりだとか、努力の成果なのですが、兄には家族へのコンプレックスがあるため、それが全くできていません。

 

以前は、家族の中で一番面白い役割をしていたのは兄なのです。そんな兄も、思春期の時に壊れたうちの家庭状況に、自分自身も病んでしまったきらいがあります。

 

僕が中学の時教師を虐めていた問題があったのに追うように、兄が突然通学中に東京に行ってしまうという事件がありました。

 

あれは兄なりの自分もおかしいところがあるというアピールだったのかもしれませんが、当時僕だけにでも手を焼いていたのに、拗らせている姉も加えて、更に兄も問題を起こすとなると、両親は手一杯になり、更に父はアスペルガーなのでロクなことしか家族に言えません。

 

兄は東京に行った時に、父に言われた一言が胸に刺さり、それ以降父を敵だと思うようになったそうです。

 

家族になるということは、その人の良いところも悪いところも認めて、たまにある嫌な感じがする日も受け流したり、その日にあった良いことをみんなで分かち合ってこそ家族足り得ると思います。

 

父でさえも家族になり切れていないのに、コミュニケーションをとらないなら兄もまた家族からは離れた存在になっています。

 

そんな中に、ただでさえ異物である他人の「彼女」という存在が入る余地はありません。

 

むしろ当たり前ではありますが、あの拗らせていた姉、姉もまた家族にコンプレックスを持っていましたが、自分の家庭を持つことで幸せになることが出来、

 

子供と実家に帰りたいなんて言っていたこともありましたが、今は香川で家族四人と旦那の実家にいる両親と仲良くやっています。

 

姉夫婦は完全にうちの家族の一員になりました。そうやって認められるから家族は家族になれる。

 

今、兄の彼女に何かあったとしても、それはお気の毒さまとしか言えないし、そうなったら、ますます兄はうちの家族に対して敵愾心を増すのでしょう。

 

めんどくさい状況になっています。それをこうして語っているのが、アラサー障碍者ニートの僕のような存在だということも皮肉以外の何物でもありません。

 

それに僕にも彼女が出来そうな手前、僕はそうはならないとやったとして、やれたとして、兄はまた劣等感に苛まれるのでしょう。

 

どこの家族も問題を抱えているといいますが、それは嘘かもしれませんが、自分のいる周りだけでも円満にというのは生半なものではないですね。