柳 真佐域ブログ

好きなものを好きなだけ語るのだ

「いいひと」戦略―3―

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はぁー、評価経済社会は安定した世に、争いが多い時代は、実力社会になるのか。

 

ということは新しい社会が来ることではないのかもしれないが、争いを失くそう失くそうとしている今の時代の先に、争いが待っているとは思えない。

 

争いの形が変質し、例えばフラストレーションを作品に昇華させて、そこで競わせる。

 

勿論、その競争では認められない者が出てくる。そういった承認欲求の満たされなさが新たな事件を生むかもしれないが、人と人とが物理的に争うよりは、実害が少ないかもしれないが、

 

ただ、それって今よりも過酷になってくるんじゃないのか?と思ってしまう。

 

だってやりようによって評価される人と、そのやり方が分からないままの人はいつまでたっても評価を得られない人に分かれる。

 

評価が全てを決めるなら、それは明確に形を変えた実力社会じゃないのか?

 

評価経済社会も結局は実力がない人は活躍出来ないものじゃないのか?

 

形を変えて争っているだけで、争いなく誰もがいい人になって、幸せになっていく社会の事ではないんだろうと、今自分の中で一つ答えが出た気がする。

 

まぁ評価経済社会で競い合いが無くなるとは一言も言っていないんだがね。

 

そんな都合のいい世界にはならないよなぁ。

 

田舎でも都会でも同じ評価を得られるために、FacebookTwitterのフォロワー数を溜めておくことは分かった。

 

明確な数字(データ)によって信用を得るということ。

 

ここが世界がネットで繋がったからこそできる全世界共通の評価だ。

 

便利でカッコいいものが選ばれるのは真理だよなぁ。

 

誰もが使えて且つ、デザインもシンプルで優れているものしか世の中に残っていかない。

 

クセがあったり通好みのものは、少なく残っていても、定番の数で圧倒される。

 

それでも好みが多種多様にあるせいで、まだ世の中にはコアなファンを集めようとする動きも活発だ。

 

一つ例を挙げてみると、(今日買ったばかりの)switch版どうぶつの森に自分で好きに洋服をデザインして着られるという機能がある。

 

そこで、能力のある人は自分の好きな服を作ることが出来る。

 

でも大半の人は、服の作り方を知らずに、既成の服を買うのに甘んじるだろう。

 

そこで、自分の服を作れる人は、定番から外れたコアな人であり、同時に実力があるならカリスマになれる。

 

しかし、どうぶつの森は、日常のファッションの関心が低くなっている現在に、着せ替えるだけで自分もオシャレになれる、という言うなればコスパ良くファッションを楽しめると云う事なのだろうか。

 

それと、そんな自分をTwitterで披露することで、いいねやフォロワーを稼ぐことが出来るのは、勤勉にゲームの機能を勉強して(楽しみつつ)、情報強者であるから他よりも群を抜いて評価を得られるんだろう。

 

便利さと失業はトレードオフな関係。

 

世の中が便利になる代わりに、失業者が生まれるというのは、岡田斗司夫ゼミで母を訪ねて3000里の中のマルコが大人以上に賃金を稼ぐために、

 

瓶洗いを一生懸命やっていたが、自動瓶洗い機が出来たとたん、マルコもマルコの他の瓶を洗っていた者たちが一斉に失業したという奴か。

 

ここである、マクドナルドが商店街を潰したというのは、たとえ商店街が寂れているからって商店街のものも買って、潤してあげる人がいても、結局は便利で安価な方に客は流れてしまうということ。

 

ネットが進化すればするほど無職が増えていく。ふふっ面白くなってきた。

 

2~3/1000のビジネスチャンスじゃだめなんだ。そうでなく、もっと安全で誰もがそうできるような仕組みが必要だ。

 

このタイタニック号の例えはたくさん出てくるな。

 

貨幣経済にしがみついて沈没する人や、意を決して冷たい海に飛び込んだ者、運よく救命艇に乗れて助けを待つもの。

 

岡田斗司夫は、そこから更に、ボートの行く先が煮えたぎる油だったら救命艇に穴が開いて使いものにならないし、と加えていたが、

 

だったら何が一番助かる確率が上がるのか、まぁ岡田さんの場合助かったその先で、死んでしまったらそれまでだと言っている辺り、アガリを決め込んでいる老人たちの一員になっているんだが。

 

人間大半の人は、一度くらい評価されたいと思って生きていると思う。

 

注目を浴びたい、脚光を浴びたいと願っているし、それに対して努力している人もいる。

 

というか、その努力が毎日続けられる人が結局は栄光を手に入れるんだと、僕は信じたい。

 

やっぱり継続してやることが、評価にもつながる。

 

働いてお金を稼ぐビジネスがもうすでに、ダメな業界とは(笑)

 

やっぱりニート最強説か。

 

実際、あんなにこき使われて得る給金の少なさから、やりきれない思いしかない。

 

ストレス社会の中で、時間と体力を引き換えに金に換えるシステム自体、これだけ不満が上がってくるなら機能していないだろう。

 

そのことを分かっている人が、黙ったり誤魔化しながらだましだましにやってきたツケが今回ってきているんだと思う。

 

こういうことを言う人の声が日本は小さいと思う。

 

この閉塞感を、内に内にため込むことで、いつか爆発する時が来るんじゃないのか?

 

デモがもっと盛んな国なら、ストライキもあり得るし、もっと払焚かなくても暮らしている国だってあるはずだ。

 

そのことから目を背けて、現状維持を繰り返しているなら引っ張った綱はいつか千切れる。

 

Amazon「いいひと」戦略

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